『アポミノマイシン』はカナダのアポテックス社が製造・販売を行っているミノマイシン ジェネリックです。
このミノマイシン ジェネリックは塩酸ミノサイクリンが主成分のテトラサイクリン系の抗生物質で、セフェム系抗生物質が効きにくいクラミジアやマイコプラズマにも有効のが特徴です。
また、テトラサイクリン系の抗生物質には細菌のタンパク質の合成を阻害する作用もあるため、クラミジア以外にもニキビにも有効となっており、化膿してしまったニキビの進行を抑える効果もあります。
アポミノマイシンは経口投与タイプの錠剤で、1錠につき100mgのミノマイシンが配合されています。

用法については、一般的な成人の場合では初回は服用量を1錠または2錠とし、それ以降は12時間ごとを目安に1錠を服用するようにしますが、服用量は年齢や体重、症状によって調整することが望ましいため、医師や薬剤師等のアドバイスを受けた上で服用する必要があります。

アポミノマイシンの副作用については胃の不快感や吐き気などが確認されており、特に空腹時に服用した場合では、体内の胃酸と反応を起こすことで、これらの症状が出やすいことが分かっています。
副作用が起こるのを避けるためには、必ず食後に服用することが重要となります。

アポミノマイシンは強力な効果を持つ抗生物質であるため、肝臓や腎臓に疾患のある場合には原則として服用せず、服用する場合には必ず医師の判断を仰ぐことや、子どもや妊娠中の女性、高齢者などは服用を控えることなどが注意事項として挙げられます。

ミノサイクリン塩酸塩