EDの治療に使用される薬で、短時間での勃起を促進する作用を持っています。
高い有効性と安全性をもつ世界初の本格的ＥＤ治療薬です。効果の持続時間はやや短いです。

服用すると身体の血管が拡張されることで血流が促進され、確かな勃起に繋がります。
強制的に勃起をさせるのではなく、あくまでも刺激による勃起をサポートする役割があります。

また精神面には影響しないため、性欲を高めるといった効果は期待できません。
EDには肉体的な原因とストレスなどの精神的な原因の2種類がありますが、この薬はどちらにも対応可能です。

1日1回シルデナフィルとして25mg～50mgを性行為の約1時間前に経口服用してください。

服用後1時間前後がもっとも効果が高まります。
ただし、食事とともに飲むと、効果発現時間が遅れることがあります。
1日の服用は1回とし、服用間隔は24時間以上あけてください。

クエン酸シルデナフィル

主な副作用はほてり、赤ら顔、頭痛などがほとんどで、血管を拡張させる作用でおこり、症状が現れたとしても服用後3時間ほどでおさまります。
まためまいや吐き気などがおこることもありますが、これも薬効が切れると治ります。

特異な副作用として視覚異常があらわれることがあります。
多くは一過性で心配いりませんが、著しい視力の低下をともなう非動脈炎性前部虚血性視神経症（NAION）のリスクも報告されています。
万一、急激な視力低下や視力喪失が現れた場合には 速やかに眼科専門医の診察を受けてください。

シルデナフィルには、一緒に服用してはいけない薬があります。
硝酸剤あるいは一酸化窒素供与剤の2種類があり、どちらも併用すると血圧を異常に下げてしまう可能性が高いです。

血流を促進させることで性器を勃起させるため、脳梗塞や心筋梗塞など血流が関係する病気で病院に通っている人は使用してはいけません。
また代謝は肝臓で行なわれるので、肝臓の状態が良くない人も使用禁忌の対象となります。
その他にも身体の状態や投与されている薬の内容次第では服用できない場合があります。
慎重に服用しなければならない人を含めるとその数は非常に多いので、まずは医師に相談したのち服用してください。