ホークミドは作用の強い利尿剤ラシックスのジェネリック薬です。高血圧症や月経前による浮腫み(むくみ)治療に用いられます。

先発薬であるラシックスは「フロセミド」を成分とする利尿剤です。
「ループ利尿薬」と言われる種類で、尿細管がループ状に曲がっている部分に作用します。
作用は非常に強力ですが、腎機能に悪影響を与えないため第一選択として使用されている代表的な利尿剤です。

フロセミドにはナトリウムと水の再吸収を阻害し、余分な水分を尿として排出する働きがあります。
循環血液が減るため、心不全や高血圧治療薬としても用いられています。

ホークミドはラシックスと同成分のジェネリック医薬品のため、上記と同等の効果が期待できます。
ジェネリックは開発費がかかっていないため、その分価格が抑えられているため非常に安価と言う特徴があります。

ホークミド40mgはフロセミド錠として、1日1回40～80mgを服用します。

年齢・症状により服用方法は異なり、腎機能不全等の場合には更に大量に用いることもあります。
悪性高血圧に用いる場合には、他の降圧剤と併用する必要があります。

ホークミドには強力な利尿作用がありますので、夜や寝る前の服用はお避け下さい。

フロセミド40mg

重い副作用はほとんどありませんが、薬の効き過ぎによる急激な利尿作用によって脱水症状や血液中のカリウムやナトリウムが不足する電解質失調、それに伴うめまいや立ちくらみが起こる場合があるので注意が必要です。

ホークミド服用後に、だるい、力が入らない、のどが渇くなどの症状が出たら、上記副作用の疑いがあります。
高齢の方や、ほかの降圧剤を併用している方は特にご注意ください。

また、稀に一時的に耳が聞こえなくなったり、尿酸値が上昇したりすることもあります。

異常や異変を感じた場合は服用を中止し、医師にご相談ください。

重い腎臓病や肝臓病、糖尿病や痛風などの特定の疾患のある方は、服用前にかかりつけの医師にご相談ください。症状を悪化させる恐れがあります。
また、妊娠中や授乳中の方も服用前に医師にご相談ください。