トランサミンカプセルには、トランシーノなど日本のシミ改善薬にも含まれるトラネキサム酸が250mg配合されています。
トラネキサム酸にはシミの原因であるメラニンの発生を抑えてくれる働きがあります。その他、口内炎や扁桃腺の腫れを抑える作用、止血作用もあります。

年数経過による肌のシミは、主にメラニン色素の沈着が原因であると言われています。
トランサミンカプセルに配合されているトラネキサム酸は、お肌の細胞が生成するメラニン色素の発生を抑制しシミを解消・できにくくするとされています。 お肌にできる大きなシミ(肝斑)だけではなく、肌のくすみや赤みを解消してくれます。

トラネキサム酸は、元は止血剤や抗炎症薬として使用されていましたが、1979年に肝斑の改善効果が報告されてからは、皮膚のシミ(肝斑、老人性色素斑、炎症後色素沈着)にも幅広く使用されています。
美容外科でのシミの内服治療薬として有名です｡

また怪我や火傷などによって沈着したメラニン色素にも、トラネキサム酸が治療薬として処方されます。
他にも湿疹や蕁麻疹、口内炎、扁桃腺の腫れなどにも処方されることがあります。

肝斑は女性ホルモンの乱れによっても発生するとされていますが、トラネキサム酸は女性ホルモンに干渉することはありませんので、非常に安全性も高く服用しやすいシミ治療薬です。
美白効果を高めるビタミンCの同時摂取もおススメです。

トランサミンカプセルは、通常、成人に対して1日3～8カプセル(トラネキサム酸として750mg～2000mg)を3～4回に分けて服用します。

飲み忘れに気付いた際は、思い出したときすぐに服用します。ただし、次の服用時間が近いときは忘れた分は服用しないでください。2回分を一度に服用してはいけません。
少なく使用する分には問題はありませんが、適切な量以上を服用してしまった場合には注意が必要です。

トラネキサム酸

トランサミンカプセルの主成分であるトラネキサム酸は、安全性の高いお薬です。副作用はほとんどありませんが、まれに食欲不振や吐き気がおこることがあります。
また、止血剤としての作用もありますので、血栓症にはご注意ください。

トランサミンカプセル250mgを服用後に、違和感や不快な症状が出た場合は医師にご相談ください。
透析治療を受けている方、妊婦や妊娠の可能性のある方、通院中・治療を受けている方、薬を服用中の方、持病のある方、アレルギーのある方は、服用前に必ず医師にご相談ください。
他の止血薬をお飲みの方、トロンビンを投与中の方はトランサミンカプセル250mgを服用できません。
直射日光を避け、ペットやお子様の手の届かない涼しい場所に保管して下さい。